死者の短剣  惑わし(ロイス・マクマスター・ビジョルド)



ビジョルド新シリーズファンタジー1作目。

ここのところファンタジーもの続きで、SFのヴォルコシガンシリーズの方を期待していた向きにはちょっと残念だったかも。

とは言え、さすがはヒューゴー、ネビュラ、ローカス賞のトリプルホルダー。今シリーズも期待を裏切らないドラマティックな展開はさすがの一言。
主人公地の民の少女フォーン(「スピリットリング」の主人公フィアメッタをちょっと彷彿させるようなイメージかも)と湖の民ダグの出会いから始まって、二人で様々な困難に向き合っていき関係を深めていく過程が、ビジョルドならではの舞台設定と相まってぐいぐい読ませる。
設定はファンタジーなんだけど、展開はむしろヴォルコシガンシリーズの「名誉のかけら」「バラヤー内乱」の主人公コーデリア/アラールの関係性を思わせるようなところがあって、ビジョルドファンにはいろいろと深読み出来そうなところもなかなかおいしい。

本書ではとりあえず一つの山場を超え一応のハッピーエンドで幕を閉じるが、二人が抱えることになった大きな問題の解決はまだこれからというところなので、次作の期待もますます高まろうというものか。

なお、ヴォルコシガンシリーズの新作「コマール(仮)」も訳出されるそうで、そちらも心待ちの日々が続くことになり、ファンにはなんともじれったい年になりそうだ。

Haskell::GR-nの生成/OGR-nの探索(その9)

OGR-nの探索もちょっと煮詰まってきたっぽいので、目先を変えてgr〜.hs、ogr〜.hsでGR型に関連した共通のコードを整理してモジュール化。両者で共用できるようにしてみた。

GR.hs

GR型もEq、Showクラスのインスタンスとすることで、(==)、showをそのまま適用できるようにしたので、プリティプリントのコードなども多少簡素になっている。

コンパイルは

% ghc -O2 –make gr9.hs

% ghc -O2 –make ogr9.hs

で、必要な依存関係を解決してくれるので、特にMakefileなどを用意する必要もない。

GRのモジュール化でgr9.hsも相当シンプルになった。

最初は必要性が分からなかった flip や、Maybe型に対応した関数の使い方に慣れてくると、その便利さがだんだん実感できてきて面白いね。